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良い話にはご用心!! 投資詐欺の色々

より利益を得るための投資話を得ようと思って探していると避けては通れない”詐欺話”

投資は資産を増やすための有望な手段である一方で、投資家が警戒すべき悪質な詐欺も存在します。

投資詐欺は、詐欺師が巧妙な手口で投資家からお金をだまし取る行為の一形態です。

今回はそんな投資詐欺にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。

目次

ピラミッド詐欺

ピラミッド詐欺は、新たな投資家からお金を受け取り、それを古参の投資家に分配すると主張する仕組みです。
別名、ポンジスキームや連鎖販売、チューンレターなどの呼ばれ方をしたりもします。
新たな投資家を勧誘し、高い収益を約束してお金を集めます。
実際には新たな投資家からのお金で古参の投資家に報酬が支払われてる自転車操業の様な図式になっています。
それ故に、長続きせず最終的に崩壊します。

ピラミッド詐欺(Pyramid Scheme)は、多くの人々を巧妙に欺いてお金を集める詐欺の形態のため、多層構造を持つ仕組みを特徴とします。
この処方では新たな投資家からのお金を古参の投資家に分配すると主張しますが、実態としてはそのお金が新たな投資家からの入金で支払われているだけです。
ピラミッド詐欺には以下のような特徴と動作原理があります。

多層構造

ピラミッド詐欺は、階層的(ピラミッドの様な)な構造を持っています。
詐欺師(または最上位の参加者)が先頭に立ち、その下に多くの階層の参加者が続きます。
新しい被害者を誘い込んで加入させ、新しい階層が形成されます。
各階層は先に仕組みに参加した人から順に収益を受け取り、
その次に新しい参加者へ報酬を支払います。
下の階層に位置する参加者は上の階層(先輩)からの支払いを待つような形になります。

分かりやすく言うと、
上のものが儲かり、下のもの(新規参入者)はそのおこぼれをもらうという形です。
其の儲けの原資は新しい参加者(投資者家)が支払うお金です。

高い利益の約束

ピラミッド詐欺は、高い利益を約束して新たな投資家を勧誘します。
詐欺師は、投資を行えば数倍の利益を得ることができると主張し、被害者を引き込みます。
この高い利益は実際には他の投資家からの入金で支払われているものであり、新たな入金がないとシステムは崩壊します。

もう少し、現実的な話をすると、
約束している利回りが高すぎるため、
新しい参加者からの入金があっても、長くはもちません。

持続性について

ピラミッド詐欺は、持続不可能なモデルであり、新たな参加者が増えなければ、上位の参加者に支払いが行えなくなります。つまり、最終的には多くの被害者が損失を被ることになります。
また、
新しい参加者が増えれば増えるほど、支払う報酬(利回り)が増えるため、
加速度的に増え続けないと仕組みを維持できないです。
実際は良くて、新しい参加者のペースは維持なので、その段階で仕組みは崩壊します。

情報公開と信ぴょう性について

詐欺師は情報を秘匿し、組織の全体像の詳細や資金を支払っていく仕組みについて隠すことがあります。
これにより、参加者は詳細を理解せずに資金を投資しやすくなります。
案内する人は、口がうまい人が大半です。
資金を支払う体系についてアバウトであったり、ありえないことを
さもあるように話をするのが上手です。
その段階で、その人が”凄く”見えてしまい
その後の思考がストップしてしまい、詳しい情報を調査しなくなってしまうことが多いです。


ピラミッド詐欺は法的に違法であり、多くの国で規制されています。
このような詐欺は口伝えで被害者を勧誘し、友人や家族を巻き込むことがあります。
投資家が急激な利益を約束する投資機会に興味を示し、あまり聞いたことがない投資や組織に資金を投資する前に充分な調査と検討を行うことが大切です。

株式詐欺

株式詐欺において、詐欺師は、存在しない会社や株式を作り出し、これらの株式を投資家に販売します。
被害者はこれらの株式を購入し、その後株価が急騰することを期待しますが、実際にはその株式は何の価値も持っていません。
ニュースなどでは、未上場株の売買、未叙情株詐欺などの名称で報じられることもありますね。







高い利益の約束

株式詐欺師は高い利益を約束して投資家を誘惑します。彼らは通常、短期間で莫大な利益を得られると主張し、被害者に対して高騰するであろうと言う株式を購入するよう勧誘します。

これは、株式詐欺に限った話ではありませんが、
通常に投資行動をとっていては、得られないような利益(利回り)を唄い、
お金を集めるというのは投資詐欺の常套手段です。

情報操作

株式詐欺師はしばしば情報操作を行います。
例えば、架空の会社のプレスリリースや偽のニュースを広め、株価を操作し、投資家をだまし取ろうとします。

投資詐欺全般に言えますが、
その話の信ぴょう性をいかに高めるかというのに、詐欺師は気を配ります。
綺麗な紙に印刷された冊子や作り込まれたプレスリリースなどは、それを見ただけで思考が吹っ飛んでしまうことがあります。
それっぽいものには注意が必要ですね。

強気な販売姿勢

詐欺師は投資家に対して圧力をかけ、急いで株式を購入するよう促します。
例えば、数に限りがあるとか、必要資金が集まったら募集を終了する。といったような謳い文句が多いです。
また、高圧的なセールストーンでのアプローチを使用することもあります。

実は、これは、投資詐欺に限らず、
一般の生命保険や証券会社の営業、不動産の営業でも同じ手法が使われることがあります。
基本的には、どんなものであれ、お金を動かすときは、
自分に必要かどうかを冷静に考える習慣が必要ですね。
これについてはまた後述します。

株式ポンジスキーム

株式詐欺の一形態として、ポンジスキームが利用されることがあります。
これは、過去の投資家からの資金を新たな投資家に分配し、新たな資金を集めて過去の投資家に支払うという詐欺的なスキームです。

ポンジスキームについては以前の記事にも書いたので
詳しくはそちらを読んでみてみてください。

株式詐欺は投資家にとって非常にリスクの高い詐欺であり、しばしば法的に違法です。被害者は投資を通じて大きな損失を被る可能性があり、詐欺師はしばしば逮捕および起訴されることがあります。

投資家は慎重に行動し、信頼性のある証券取引業者を利用し、投資に関する情報を確認することが大切です。怪しい投資機会に対しては慎重に検討し、資金を投資する前に詳細な調査を行うことが詐欺から身を守るために役立ちます。

外国為替(FX)詐欺

外国為替詐欺は、外国為替市場において、詐欺師が被害者からお金をだまし取るための詐欺行為です。以下は、外国為替詐欺の主要な特徴と一般的な手法についての詳細です:

架空の外国為替取引:外国為替詐欺師は、存在しない外国為替取引機会を提供し、高い利益を約束します。被害者は外国為替市場でお金を投資し、高いリターンを期待しますが、実際にはそのような取引は行われず、被害者の資金は詐欺師に渡ります。


外国為替詐欺は投資家にとって非常に危険な詐欺であり、多くの国で法的に違法とされています。被害者はしばしば大きな損失を被り、詐欺師は逮捕されることがあります。

外国為替市場は実際に存在し、尊重されるブローカーを通じて正当なトレードが行われます。投資家は信頼性のあるブローカーを選び、慎重に調査と検討を行うことが重要です。怪しい外国為替投資機会には警戒し、資金を投資する前に信頼性のある情報源から情報を入手することをお勧めします

高い利益の約束

詐欺師は通常、短期間で非常に高い利益を約束して投資家を誘惑します。彼らは「確実な取引」や「リスクのない取引」を提供すると主張し、被害者に高い金額を投資させます。

偽の取引プラットフォーム

外国為替取引(FX詐欺)により特徴的なことは、詐欺師は架空の外国為替取引プラットフォームを提供することがあります。
これらのプラットフォームは実際には取引が行われておらず、デモトレードのみが提供されることがあります。

また、そのようなプラットフォームは非常にシンプルなものから作り込まれたものまであり、
正規のものと見極めが難しいようにできています。


また、外国為替詐欺師はしばしば情報操作を行います。架空の統計データや市場情報を提供することで、
信ぴょう性を高いように見せることもあります。

悪質なブローカー

詐欺師は、ブローカーとして振る舞い、投資家から資金を受け取ります。
彼らは預金を受け取ると、その資金を返さずに逃げることがあります。

基本的に、為替取引やFXなどで、人からお金を預かって運用するというのはおかしなことなのです。
為替市場というのは基本的には誰でも参加することができるのです。
そのような市場で資金を預かるということそれ自体が、
実は怪しいのです。

不動産投資詐欺

不動産投資詐欺は、不動産に関連する投資機会やプロジェクトを提供し、被害者からお金をだまし取る詐欺行為です。以下は、不動産投資詐欺の主要な特徴と一般的な手法についての詳細です:

不動産投資を検討する際、信頼性のある不動産プロフェッショナルやブローカーとの取引を検討することが大切です。
怪しい不動産投資機会に対しては警戒し、資金を投資する前に詳細な調査を行うことが詐欺から身を守るために役立ちます。

架空の不動産プロジェクト

詐欺師は、架空の不動産プロジェクトや不動産関連の投資機会を創出し、投資家に対してこれらのプロジェクトへの投資を勧誘します。
被害者はプロジェクトに投資し、高い利益を期待しますが、実際にはそのようなプロジェクトが存在しないことが多いです。

これらの事案は短期間で非常に高い利益を約束して投資家を誘惑します。
彼らは安全で確実な投資と主張し、被害者に高い金額を投資させます。

詐欺的な不動産ブローカー

不動産詐欺には、詐欺師が不動産ブローカーまたはエージェントとして振る舞い、不動産の販売やレンタルに関連した詐欺を行う場合があります。
被害者は仮想の物件を購入するか、実在の物件を購入したと思わされます。

その際に詐欺師はしばしば前払い金を要求し、被害者に対して法的手続き、手数料、保険料、税金などの名目でお金を支払うよう要求します。
一度支払ったら、詐欺師は逃げることがよくあります。

このような前払いでのお金を出させるために、
不動産詐欺師はしばしば情報操作を行い、架空のプロジェクトや不動産価格の情報を提供します。
これにより、被害者は騙されやすくなります。

不動産投資詐欺は投資家にとって非常に危険な詐欺であり、多くの国で法的に違法とされています。
被害者は通常、大きな損失を被り、詐欺師は逮捕されることがあります。

仮想通貨詐欺

仮想通貨詐欺(Cryptocurrency Scam)は、仮想通貨を用いて詐欺師が被害者からお金をだまし取るための詐欺行為です。仮想通貨詐欺は、暗号通貨の普及と共に増加しており、以下はその主要な特徴と一般的な手法についての詳細です:







架空の仮想通貨プロジェクト

詐欺師は、存在しない仮想通貨プロジェクトやトークンを作成し、
投資家にこれらのプロジェクトへの投資を勧誘します。
被害者はプロジェクトに投資し、高い利益を期待しますが、そのようなプロジェクトが存在しないことが一般的です。

ICO詐欺

初期のコインオファリング(Initial Coin Offering, ICO)詐欺では、詐欺師が仮想通貨の新しいトークンを発行し、
高いリターンを約束して投資家からお金を集めます。
しかし、実際にはそのトークンは価値がなく、詐欺師の利益を追求するために使われます。

フェイクの取引プラットフォーム

詐欺師は、仮想通貨の取引プラットフォームを模倣し、投資家を誘導します。
これらのプラットフォームは実際には取引が行われておらず、被害者の資金は詐欺師に流れます。

不正なウォレット

詐欺師は、仮想通貨を保管するための偽のウォレットサービスを提供し、投資家に対して個人情報や秘密鍵を要求します。これにより、詐欺師が被害者の仮想通貨資産にアクセスできるようになります。

情報操作

仮想通貨詐欺師は市場情報を操作し、架空の情報を提供することがあります。これにより、被害者は騙されやすくなります。

仮想通貨詐欺は法的に違法であり、多くの国で規制されています。被害者は通常、大きな損失を被り、詐欺師は逮捕されることがあります。

仮想通貨投資を検討する場合、信頼性のある取引所やウォレットプロバイダーを利用し、慎重に調査と検討を行うことが大切です。怪しい仮想通貨プロジェクトや投資機会に対しては警戒し、資金を投資する前に信頼性のある情報源から情報を入手することをお勧めします。

まとめ

投資家は、慎重に行動し、信頼性のある金融機関や投資プロフェッショナルとの取引を検討することが重要です。怪しい投資機会には注意し、詳細な調査と検討を行うことが詐欺から身を守るために不可欠です。


当ファイナンシャルプランナー事務所は東京都を中心に法人・個人関わらず、あらゆる”お金の問題”の解決を専門としております。
具体的なお悩みをお持ちの方は是非一度、お問い合わせ下さい。

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